組曲遭遇、 どうか闇を、きみに について

  • 2018.06.30 Saturday
  • 23:48


舞台、「浪漫活劇譚 艶漢」の脚本、演出を手掛けて下さっているほさかようさんの

主催劇団、空想組曲のDVD

 

「組曲遭遇」

「どうか闇を、きみに」

 

の二本を頂いてしまいました!

ほさかさん、ありがとうございます!!

 

もうもう大喜びです。

 

↑こちら、

勝手ながらに描かせて頂いたイメージ絵です。

スマホからだとクリックで大きくなります。

 

実は私、組曲遭遇の方は

実際に観に行けているのです。

そして、その時にネタバレしないように感想を描いた文章もあります。

それがこちら。↓

 

*******************

 

FullSizeRender.jpg

 

こちらの舞台、なんというか私の中で
「舞台」という概念を変えて下さった一本になった気がします。
とても面白いのですが、
良い意味で、映画などを観ている感覚に近い感じで面白かったのです。
なんというか、身近で自然。すっと入ってきて
何も感じる暇を与えずに引きずり込む。
なんだけど、実はしっかり舞台であって
役者さんは生身だし、その時々の輝きのある
とっても豪華なものなのです。
ネタバレは防ぎますが、
短編が続いていくと見せかけて
実は所々で繋がったオムニバスのような手法で
下手をするととても難解になってしまう
(もしくは変に説明臭くなってしまいそうな)部分を
とても自然に示してくれる
素敵な舞台でした。
無関心と執着
誰かを大切に想うことと
憎むこと
色々なことに気付かせてくれる作品だと思います。
なにより観ていて面白い
二時間があっという間。
メッセージがばしっと伝わってくるのに
ほさかさんの「思考」が何重にも重なっているのが分かる感じ。
そして最初から最後まで飽きさせない面白さで攻めてくる勢い。
役者さん達もとても素敵でした。
物語を愛している皆さんに是非ともお勧めしたい一作。
ちなみに、今日、12月11日の公演には
艶漢で安里を演じてくださっている、あの!三上俊さんがゲスト出演されます。
ここを見て下さっている方々の中には、
安里を演じる三上さんに心をわし掴まれた方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、今日の公演、是非ともオススメしたいです!
なぜなら…って、ネタバレできないのがもどかしいです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
以上が、以前書いた感想です。
今回観かえしてみて、やっぱり凄く面白いなあと、とても楽しませて頂きました!
自分が取る行動が、世界に通じていると、ハッとさせられます。
そして少年が最後に選ぶ方法は、あまりに的確で悲しく、いたいけです。
ほさかさんの作品からは、よく「思考すること」を感じる私でした。
そして、なんと日替わりゲストが、安里役の三上さんの回が収録されていまして、
大変、私得でございました。神様ありがとう!
なんといいますか、三上さん演じるベリーがメッチャジーザスでした。けしからんかっこいい。
相手役の岡田あがささんも素敵でした。切ない…。
性懲りもなくまた描く。すみません。
三上さんとあがささん。お二人とも素敵!
あと、スノーホワイトの日替わりで三上さんが出た時の衝撃ね。
倒れ方の開脚芸も凄くて、三上さんとほさかさんの
「やるんならやる意識」の高さに拍手でした。
追いかけられてる時の「おかしいでしょって!」が可愛い。笑
王子様無敵。
*********************
●「どうか闇を、きみに」

 

こちらは、ほさかさんが「闇」を取り扱った作品ということで

タイトルから既に興味深々でした。

 

こちらも、勝手ながら描かせて頂きました、イメージイラストです。

つい描いてしまうのです…!

 

 

この舞台に関しては私の場合、多くの観劇者さん達とは少々具合が違っていて、

ハッキリしたネタバレこそなかったものの、ふんわりした感想を色んな人から聞いていたのです。

色んな人が、それほどに話したくなる舞台であろうことはひしひし感じていました。

ただ、何の前知識もなく観た人とは若干具合が異なるだろうと思います。

 

このお話に関して、ネタバレせずに感想を書くことは私には難しいと思いましたので

申し訳ありませんがネタバレします。(>_<)

 

DVDをこれから入手しようとお考えの皆様はどうぞこれから先の記事はスルーしてやって下さい。

 

観てみて、これは、私にとっては一言では感想を言いにくいお話だと思いました。

気持ちの整理が必要になってくる。

 

私が一番、印象に残ったのは母親です。

 

彼女にはほとんど共感できませんが、

彼女は彼女なりに自分が思う「最高の子育て」を実践した結果、ああなったのだろうと思うと

そもそも彼女が子供に最も与えたいと願う「恐怖に勝つ力」、

それに固執するようになる過程に想像を�惜きたてられます。

確かに、怖いものが無い人は強い、けど。

 

最初の息子が怖がりだったから…と、思っていることもわかるんだけど。

 

もしかして、彼女が子供時代に恐怖に怯えることがあったからなのか、

 

作中に、「お父さんと同じように子供を愛したのに」というような文言が出てきますが、

彼女の父親は彼女をどう育てていたのか。恐怖を与えていたのか

はたまた、本当にとても可愛がって育てていたのか。

 

いずれにせよ彼女が「お母さん」という存在に異常な憧れを抱いていること、

父親は直ぐに切り捨てるところをみると、

「家族」には全く興味がなさそうであること、

その理由があえて想像に任されているところが絶妙な浮遊感があって。

 

あっと思ったのは

母親が死ぬ寸前に青年にキスした瞬間です。

 

この母親が望んでいた 「お母さんになる」という瞬間は

もしかしたらこの時に少しだけ成就したのかもしれないなと思って。

 

少なくとも青年の中では、あんな親だろうが「お母さん」であったから、

少年を誘拐したのであろうとは思いますが

 

青年が、初めて母の愛をほんの少しでも感じたのはここなんじゃないかと

私の中ではそんなふうに感じたようで、涙が出ました。

 

解釈はそれぞれでしょうけれど。

 

母の最期に少しでも感じた愛と、実の弟から受け入れられたことによって

青年が救われていく未来があるといいのにと思わずにはいられないです。

 

青年は、歪んでもしょうがない。

むしろあの環境で育って、歪まない方がおかしいくらい。

 

母親の素の人格に育てられて歪み、生きる恐怖に怯えている。

 

少年は、母親の作られた人格に育てられ、愛情深い子に育っている。

 

どっちも同じ母親の子供で、

ギリギリの精神状態で踏みとどまっている青年の心を

少年が受け入れられるようになるまでの心の動きが描かれていて。

少年は優しく心の深い、とても良い子です。そしてそれを育てたのもまたあの母親という。

 

私は最初にこのDVDを観終わった後、

これはほさかさんが、闇に対する救いを探した一つの形であって

もしかしたら、ほさかさんご自身が、このお話を作ったことで何かの部分が救われたのかもしれないと

ぼんやり感じたのですが

 

あとがきを読ませて頂いて、

ほさかさんがこのお話しに取りかかるにあたっての想いに、胸打たれました。

こんなに辛いテーマに正面から挑むのは、相当なメンタルを消費するし、勇気が要ると思います。

 

人が本当に幸せを感じるのは、誰かと心が通じ合ったと感じた瞬間だと聞いたことがあります。

ラストのシーン、感じ入りました。

 

 

ほさかさんはいつも、物事を色んな方向から見て、考えて、更に考えて

それを、他の人でも分かりやすく面白いと感じるように形にしているように思えます。

お話を作る際に、単細胞な私からすると異次元の脳をお持ちに感じる。

 

ほさかさんは、頭が良く常識もお持ちでお洒落で人の話が聞けて、的確で、冗談も言える…等々、

色んなスキルをまんべんなくお持ちのように見えるし、

お作りになる作品も面白いし奥が深いので

 

ついつい感想として書き忘れがちなんですが

 

誰かの為にお話を作るほさかさんの何か 

どこかの柔らかさが それこそが ほさかさんの作品の魅力であると思います。

 

 

感想ということで、好き勝手につらつら書いてしまいましたが、

ほさかさん、本当にありがとうございます!

 

いつも、お会いした時に取り乱して変人丸出しで申し訳ないです。

悪気はありません、どうぞ許してやって下さい。

 

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